2008年12月12日金曜日

麻生は読み間違えていない

中村とうようはオバーマと書いているので、真似でもしてみましょうかね。
 さて、「頭のいいひとはオバーマに投票する、マッケインなんかに投票するのはばかだ」とひとに信じ込ませるような選挙キャンペインを見て、「サルコジが同じようなキャンペインをしていたな」と思っていましたが、実際にオバーマ陣営はサルコジの選挙キャンペインをよく研究していたのだそうです。
 一方で、多くの国の「社会党つぶし」は、橋本龍太郎と小沢一郎が、「お前らは何も現実をわかっちゃいないな」と云いたげな「ばかにしたような顔」だけを使って日本の社会党を自壊させたという戦略に想を得たものであったというのも有名な話です。このようにして、世界各国の首脳のスタッフは、他国の政党の政治戦略を研究して、それを応用します。
 数箇月前、ブッシュ現米国大統領が当選当時無知をさらしたのは、「ばかに見せた方が国民の支持をとりつけられる」というスタッフの助言による意図的なものだったということを書いてある記事を読みました。
 麻生の取り巻きがこの戦略をそのまま利用しているということはないでしょうが、麻生がこの記事を読んだということは十分にありえます。「ばかに見せることのうまみ」を麻生は学んだのでしょう。
 麻生のためには、「現在の日本政府は村山談話を踏襲している」という旨の原稿が用意されていました。しかし麻生自身はそんなことは国会の答弁では口が裂けても云いたくないというのが本音だとしたらどうでしょうか。これを「読み間違える」ことによって、「私は村山談話を踏襲するなどとは云っていない」といくらでも言い逃れができるのです。
 同様に、日中友好のための会の席では、「両国の交流が頻繁になったが、これはとてもいいことだ」という用意された原稿は読まずに、あたかも読み間違えたかのようなふりをして、「これはまったくもって面倒なことだ」ということを云っているのです。何という不敵さでしょうか。しかもこんな卑劣な行いを、まるでばかであるかのようなふりをして実行しているのです。唾棄すべき悪辣さです。
 むかしむかし「矛盾」をわざと「ホコトン」と読み間違えて受けを狙った議員さんもいたようですが、麻生はそういった話もちゃんと意識しているのでしょう。だからこそ彼は「漢字も読めない首相」とみんなに云われても、用意された原稿を読んでいるだけだと批判されても、まったく落ち着いていられるのです。

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