2008年11月19日

世界の映画名作百本

 フランスの映画評論家、脚本家、名画座主宰ら76人が投票した「世界の映画名作100本」がフィガロ紙のサイトに掲載されております。リストは以下のとおりです。順位は得票数によるものでしょう。題名と監督名が挙げられています。ときおり題名が気まぐれで「わたし風」になっておりますが、ご容赦を。適当に検討をつけてやってください。

一位 『市民ケイン』オーソン・ウェルズ
二位 『狩人の夜』チャールズ・ロートン、『ゲイムの規則』ジャン・ルノワール
三位 『夜明け』F・W・ムルナウ
四位 『アタラント号』ジャン・ヴィゴ
五位 『M』フリッツ・ラング
六位 『雨に唄えば』スタンリー・ドウネン、ジーン・ケリー
七位 『めまい』アルフレッド・ヒッチコック
八位 『天井桟敷の人々』マルセル・カルネ、『捜索者』ジョン・フォード、『強欲』エリック・フォン・シュトローハイム
九位 『リオ・ブラヴォー』ハワード・ホークス、『生きるべきか死ぬべきか』エルンスト・ルビッチ
十位 『東京物語』小津安二郎
11位 『軽蔑』ジャンリュック・ゴダール
12位 『雨月物語』溝口健二、『街の灯』チャールズ・チャップリン、『ジェネラル号の機関士』バスター・キートン、『ノスフェラトゥー』F・W・ムルナウ、『音楽サロン』サタジット・ライ
13位 『フリークス』トッド・ブラウニング、『ジョニー・ギター』ニコラス・レイ、『母ちゃんと売女』ジャン・ウスタッシュ
14位 『独裁者』チャールズ・チャップリン、『山猫』ルキーノ・ヴィスコンティ、『広島、わが愛』アラン・レネ、『パンドラの匣』G・W・パプスト、『北北西に進路をとれ』アルフレッド・ヒッチコック、『すり』ロベール・ブレッソン
15位 『黄金のかぶと』ジャック・ベケール、『裸足の伯爵夫人』ジョゼフ・マンキーウィッツ、『ムーンフリート』フリッツ・ラング、『…夫人』マックス・オフュルス、『快楽』マックス・オフュルス、『ディアハンター』マイケル・チミノ
16位 『情事』ミケランジェロ・アントニオーニ、『戦艦ポチョムキン』セルゲイ・エイゼンステイン、『汚名』アルフレッド・ヒッチコック、『イワン雷帝』、『名づけ親』フランシス・フォード・コッポラ、『黒い罠』オーソン・ウェルズ、『風』ヴィクトール・シェストレーム
17位 『2001年・宇宙の旅』スタンリー・キューブリック、『ファニーとアレクサンドル』イングマール・ベルイマン
18位 『群衆』キング・ヴィダー、『8½』フェデリコ・フェリーニ、『投げ捨てられた女』クリス・マーカー、『道化師ピエロ』ジャンリュック・ゴダール、『ぺてん師の物語』サーシャ・ギトリー
19位 『アマルコルド』フェデリコ・フェリーニ、『美女と野獣』ジャン・コクトー、『お熱いのがお好き』ビリー・ワイルダー、『奔流のように』ヴィンセント・ミネリ、『ゲルトルード』カルル・テオ・ドライヤー、『キング・コング』アーネスト・シュードサック、メリアン・J・クーパー、『ローラ』オットー・プレミンガー、『七人の侍』黒澤明
20位 『若き日の過ち』フランソワ・トリュフォー、『甘い生活』フェデリコ・フェリーニ、『ダブリン人』ジョン・ヒューストン、『極楽特急』エルンスト・ルビッチ、『すばらしきかな、人生』フランク・キャプラ、『殺人狂時代』チャールズ・チャップリン、『ジャンヌ・ダルクの受難』カルル・テオ・ドライヤー
21位 『息切れ』ジャンリュック・ゴダール、『地獄の黙示録』フランシス・フォード・コッポラ、『バリー・リンドン』スタンリー・キューブリック、『大いなる幻想』ジャン・ルノワール、『不寛容』D・W・グリフィス、『ピクニック』ジャン・ルノワール、『プレイタイム』ジャック・タチ、『開かれた街ローマ』ロベルト・ロッセリーニ、『センソ』ルキーノ・ヴィスコンティ、『モダンタイムズ』チャールズ・チャップリン、『ゴッホ』モーリス・ピアラ
22位 『めぐりあい』レオ・マッケリー、『アンドレイ・ルブリョフ』アンドレイ・タルコフスキー、『スカーレット・エンプレス』ジョゼフ・フォン・スターンバーグ、『山椒大夫』溝口健二、『彼女と話して』ペドロ・アルモドバル、『パーティ』ブレイク・エドワーズ、『タブー』F・W・ムルナウ、『バンドワゴン』ヴィンセント・ミネリ、『スター誕生』ジョージ・キューカー、『ユロ氏の休暇』ジャック・タチ
23位 『アメリカ・アメリカ』エリア・カザン、『エル』ルイス・ブニュエル、『キッスで殺して』ロバート・オールドリッチ、『むかしむかしアメリカで』セルジオ・レオーネ、『日は昇る』マルセル・カルネ、『見知らぬ女からの手紙』マックス・オフュルス、『ローラ』ジャック・ドゥミ、『マンハッタン』ウディ・アレン、『マルホランド・ドライヴ』デヴィッド・リンチ、『モードとの一夜』エリック・ロメール、『夜と霧』アラン・レネ、『黄金狂時代』チャールズ・チャップリン、『スカーフェイス』ハワード・ホークス、『自転車泥棒』ヴィットリオ・デ・シーカ、『ナポレオン』アベル・ガンス

 ということで、別におもしろくありません。白黒映画が多いですね。欧米(しかも米仏の比重が高すぎ)以外は日本が数本とベンガルが一本だけという大きなかたよりが。クリス・マーカーの短編映画が入っているあたりがポイントかしらね。ふと『ゴッホ』が入っているあたりがわけがわかりません。2000年代の映画はアルモドバルとデヴィッド・リンチだが、一方が好きじゃない。
 これを紹介しているフィガロ紙のサイトの記事では、グリーナウェイもヴェンダースも入ってないと云ってるが、まあ、それはいいんじゃないの。スコシージがいないのは多少問題かもしれません。が、別にいいです。
 『ジョニー・ギター』のジョーン・クロフォードのピアノは必見。『めぐりあい』はかわいい映画。
 『山猫』を『チーター』にしたいのはやまやま。『甘い生活』は『ドルチェ・ヴィータ』にするのもばかくさいな、と思いつつ他の映画の題名は『スカーレット・エンプレス』『センソ』と書いたりと、まったく首尾一貫しておりません。
 私がこのなかから10本選んでみますと、好きな順で『母ちゃんと売女』、『パンドラの匣』、『エル』、『スター誕生』、『すばらしきかな、人生』、『七人の侍』、『快楽』、『すり』、『狩人の夜』、『キッスで殺して』、だいたいこんな感じかしら。

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